ファイル管理実現のための、人と道具との関係についての考察

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組織でのファイル管理を上手く進めるには、パソコンを使い続けることで勘違いをする仕組みを突き止める必要があります。パソコンという道具を理解する前に、有史以来の私たちと道具との関係について考察したいと思います。
石器時代の頃の話です。
現在の人間の種はホモサピエンスですが、当時はネアンデルタール人という種もいたそうです。ところが彼らは滅亡し、ホモサピエンスだけが生き残ったそうです。
ネアンデルタール人は体が大きく腕力があり、獲物を捕獲するのに適した体つきをしていました。対して、ホモサピエンスは小さく非力だったそうです。
ではどうしてホモサピエンスだけが生き残ったのかといいますと、道具を上手く使えたことが理由だそうです。
氷河期になり恐竜が死に絶えるほどの地球環境の変化の起きた際に、生き残ったのはネズミのような小動物だったそうです。これらは動きが素早かったので捕まえるのが難しかったといいます。
ネアンデルタール人は大型の獲物が減っていく中で、小動物を上手く捕まえることが出来ませんでした。ところがホモサピエンスは道具をうまく使ってこれらを捕食できたそうです。この違いが明暗を分けたといいます。

私たちの特色は道具を上手く使える種だったということですが、今も私たちの生活環境の全てが道具の恩恵を受けています。道具のことなどあまり意識しませんが、もしも道具がなかったなら・・と考ええると私たちと道具との関係が浮き彫りになります。
私達は動物の中では最上位に位置しますが、着るものも道具ももたない人間は環境や他動物に対してとても弱い存在です。
例えば、船が難破して無人島に人間とライオンが漂着したとします。すると、人間は上位どころかライオンの餌にしかなりません。
また人間は寒さに弱いので着るものがなければ直ぐに死んでしまいます。道具というと冷蔵庫や車と行った便利なものを思い浮かべますが、道具の一切ない世界では、私たちは生き抜くことも出来ないのです。

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