専用のサーバーやOSを用いず普通のパソコンで構築

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Kami技のサーバーパソコンに専用サーバーを用いることもできます。
しかし専用サーバーは高額ですし、OSもパソコンに付属しているものではなくWindowsServerという特殊なOSを用いる必要があります。
大手ではこの組み合わせが普通ですが、Kami技はもっと小規模の組織を対象としているので、費用負担少なくクライアントサーバーシステムを構築できるようにしています。

Kami技はサーバー機に普通のパソコンを用いることができます。ただしサーバーにするパソコンのみProfessional版が必要です。一般的なパソコンより2万円ほど高額ですが普通に販売しています。

このサーバーパソコンに部署内のファイルが集約するわけですが、専用機ではないので故障した際に甚大な被害が発生する危険があります。そのためKami技には「自動バックアップ機能」が備わっています。
これは、バックアップを行う曜日と時刻を予め設定しておくものです。これにより、その日時に自動で差分のバックアップを行います。
差分というのは、前回のバックアップ時から変更された箇所のことですので、前回から変更がなければバックアップは行いません。
バックアップ先は、本棚に入っているファイルの容量にもよりますが、一般的に外付けHDやUSBメモリを用います。
バックアップを行うとバックアップファイルを作成します。
万が一パソコンが壊れてもこれがあれば、サーバーパソコンを新しいものに交換して今まで通り使えるようになります。
ただ、復元するのはバックアップを行った時点の本棚ですので、1年前のバックアップファイルを用いた場合には、それ以降のファイルを復元できません。
そのため、「バックアップを毎日している」といったように頻繁に行うことをお薦めします。
またKami技は節電にも気を配っています。
サーバー専用機は本来電源を切ることをせずに一年中入れたままですが、これでは電気代が勿体ないので、Kami技では自動バックアップの日時を設定すると、当日に「今日は電源をいれたままにして下さい。」と促されます。
そして、設定した時刻になるとバックアップを行い、終了するとシャットダウンするのです。

Kami技は本棚の形をしたクライアントサーバー型のファイルシステムです。これにより組織に以下の変化を促します。
・必要な時に必要な人が必要なファイルを利用できるようになる。
・不用意な上書きや削除、また万が一のパソコン故障でもファイルを保全する。

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