本の持ち出しとデータベースインストール

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出張する際や、リモートワークをするために共有フォルダから一時的にデータを持ち出したい場合があります。
その際には、共有フォルダから必要なファイルをコピーして持ち出すことが一般的です。
その後、出張先でファイルの編集作業を行い、戻った際に共有フォルダにファイルを戻すわけですが、出張中に持ちだしたファイルを他の人が編集した可能性もありますので、ファイルを戻す際にはリネームが必要になることは云うまでもありません。

Kami技の本棚に整理したファイルもサーバーから持ち出す機能があります。
しかし共有フォルダのようにファイルをコピーすれば持ち出せるというものではありません。ファイルはデータベースに保存されていますので、持ち出す際にはデータベース同士のやり取りが必要になります。
標準的なセットアップでは、クライアントパソコンはサーバーパソコンのデータベースにアクセスするだけなのでクライアントパソコンにはデータベースがインストールされていません。
そのために、本を持ちだす際にデータベースをインストールする必要があります。
セットアップファイルを立ち上げ、「データベース」の項目を選択することでインストールを行えます。

インストール完了後は、本棚から本を何冊か選択して「本の持ち出し」ボタンを押します。すると持ち出すパソコンの本棚にこれらの本が入りますので、ネットワーク環境から切り離して外部に持ち出した際も編集が可能になります。
本を持ちだされたサーバーパソコンの本棚では、持ち出した本は「持ち出し中」と表示するようになり、閲覧は可能ですが編集不可の状態になります。
これはファイルを上書きしたり、分岐したりすることのないよう、クライアントサーバーシステのム仕様になっています。

そして出張者が戻り、持ち出したパソコンを部署のネットワークに接続すると、「持ち出した本を返しますか」とメッセージを表示するので「はい」を選択すると、持ち出した本がサーバーパソコンに移動します。
本の返却以降は、この本に皆がアクセスできるようになります。

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