パソコンの出生

file-management

この記事は前回からの続きです。前回投稿を読んでいない方はこちらをクリックして下さい。

ここまでのブログにより「パソコンを使うと、勘違いをするかも知れない」と思われる方がいらっしゃったなら幸いです。
今度はパソコンを使うことで勘違いをする「仕組」について考えてみます。
それには、パソコンの出生を考える必要があります。
パソコンには生みの親がいます。スティーブ・ジョブスとビル・ゲイツです。この二人はくしくも同学年です。
マルコム・グラッドウェル著の「天才! 成功する人々の法則」という本があります、これは「天才は才能だけでなく運も必要だ」との内容です。
スティーブ・ジョブスとビル・ゲイツの運はともにアメリカ人で、当時数台しかなかったコンピューターに触れることの出来る距離に住んでいたことです。それとパソコンという革命を起こすために必要な、「若すぎずしかも就職をするほど年を取っていない」という年齢が運でした。

彼らはヒッピー世代だそうです。、若者を中心にして既成社会に対する対抗文化を生み、理性の尊重よりも感性の解放を求め、音楽、LSD、マリファナに走っていたそうです。彼らに共通していたのは反抗心や叛逆心だったそうです。
しかし、スティーブ・ジョブスやビル・ゲイツといったエリートがヒッピーになることはなく、彼らの叛逆心は当時世界の巨人と言われていたIBMに向いていました。
私の学生時代にはCOBOLといったコンピューターの開発言語の講義が有りました。
「当校にコンピューターはあるのか」と質問すると、教授は当たり前のことを聞くなというように「あるわけないだろう、月のリース料が数億円もして、空調施設のあるフロアに設置しなければならない。コンピューターがあるのは政府の研究機関か大企業くらいだ」というのでした。

当時のIBMの世界シェアは67%ですので、いかに巨人だったかが想像が付くと思います。
スティーブ・ジョブスやビル・ゲイツ求めたのはIBMとはまるきり反対の方向性でした。
一部の専門家しか使えないコンピューターを誰でも使えるコンピューターにする。個人で購入できる価格にする。というものです。
そして彼らは夢を実現させました。パーソナルコンピューターを生み出したのです。

続きはこちらをクリック

最初から読む

面白かったらシェアしてください
目次