この記事は前回からの続きです。前回投稿を読んでいない方はこちらをクリックして下さい。
Kami技はオリジナルのファイルソフトを実装したことで、マイクロソフト社の仕様に縛られないユニークで便利な機能を組み込むことができました。
その一つがファイルを重ねる機能です。どんなものかといいますと、例えば同級会の幹事さんが旅行を企画したとします。
皆に配布する資料と作成に用いたソフトは以下の通りです。
・案内資料 (ワードファイル)
・旅行の日程表 (ワードファイル)
・訪問先の観光案内 (インターネットからダウンロードしたjpgとpdfファイル)
・収支報告書 (エクセルファイル)
これらは種類の違うファイルから成り立っています。
これを、来年の幹事さんに引き継ぐ場合にはファイルをフォルダに入れて渡すことになりますが、Kami技では種類の違うファイルをまるで一つのファイルのように重ねて管理することができます。
この機能の利点を詳しく説明します。
あるプロジェクトの資料作成に用いたファイルを後任者に渡す場合を考えてみましょう。
CADで作成した図面が入っていたり、工程表ソフトで作成したスケジュール表が入っていたりしてファイルの種類が豊富です。また総ページ数は300ページあります。
このプロジェクトのファイルを引き継いだ後任者は、一つ一つのファイルが資料の何ページ目に相当するかを調べるのに苦労するはずです。
Kami技では、実際の書類と同じになるように1ページ目がワードファイル、2ページ目がPDFファイル、3ページ目がエクセルファイルといったように、ファイルを重ねることができます。
また、ファイルの印刷イメージを取得してプレビューを表示する機能と連携して、「前ページ」「次ページ」ボタンにより、あたかも書類をめくっているかのように帳票通りにプレビューが切り替わります。
プロジェクトを引き継いだ後任者は帳票に相当するファイルを調査する必要はなく、プレビューを切り替えることで目的のファイルを容易に探せます。
また、その状態で「入力ボタン」を押すと、その帳票を作成したファイルの編集が可能になります。そして編集後はプレビューを再描画します。
ファイルを重ねる方法ですが、本にファイルを取り込んだ要領で、ファイルをドラッグして重ねたいインデックスの上でドロップします。これにより最終ページに格納します。
また、重ねる順序を変更したり、ファイルの挿入や削除をしたりすることもできます。
この機能は、連続したファイルの管理に便利ですのでご利用ください。